ナッシュ均衡とは、ゲーム理論において各プレイヤーが他のプレイヤーの戦略を所与としたとき、自分だけが戦略を変更しても利得を増やすことができない状態を指します。ジョン・ナッシュによって提唱され、経済学や社会科学で広く応用されています。
囚人のジレンマでは、お互いに自白することがナッシュ均衡になります。これは個々にとって最適な選択が集団全体にとって最適ではないというパラドックスを示しており、ナッシュ均衡が必ずしも社会的に最適な結果ではないことを表しています。
価格競争や交通渋滞、環境問題など多くの社会現象でナッシュ均衡が見られます。例えば、企業間の価格競争では値下げ競争が均衡状態になりやすく、これは各社が現状維持を選ぶ方が得策だと判断するためです。