自社株買いを行うと発行済み株式数が減少するため、同じ利益でも1株当たり利益(EPS)が増加します。これにより自己資本利益率(ROE)の分子である利益が相対的に大きくなり、ROEが向上します。
ROEが低いと、企業が株主の資本を効率的に活用できていないと判断され、投資家からの評価が下がる可能性があります。特に国際的な投資家はROEを重要視する傾向があり、低いROEは株価低迷の要因となることがあります。
自社株買いによって(1)ROE改善による企業評価向上、(2)株式需給の改善(市場流通株数減少)、(3)経営陣の自社株に対する自信の表明、といった複合的な効果が働き、株価上昇を促すと考えられています。