繰延資産とは、すでに支出が発生している費用のうち、将来的に効果が期待できるものを資産として計上するものです。具体的には創立費、開業費、開発費などが該当します。
通常の資産が物理的な形を持つもの(現金、建物、機械など)であるのに対し、繰延資産は形のない権利や将来の利益獲得能力を表す無形資産です。ただし、のれんや特許権などの無形固定資産とは区別されます。
適切に繰延資産を計上することで、一時的な費用負担を軽減し、財務諸表の見栄えを改善できます。ただし、税務上は損金算入が認められない場合もあるため、会計と税務の違いを理解しておく必要があります。