固定相場制とは、通貨の交換レートを一定の水準に固定する制度です。政府や中央銀行が為替レートを管理し、市場の変動に影響されないように調整します。かつての日本では1ドル=360円に固定されていました。
1970年代のニクソンショックをきっかけに、金本位制が廃止され、各国は変動相場制へ移行しました。固定相場制では経済情勢の変化に対応できず、国際収支の不均衡が生じやすかったため、より柔軟な制度が必要とされたのです。
メリットは為替レートが市場原理で決まるため経済の調整がスムーズになること、デメリットは為替変動リスクが生じることです。企業は為替変動による影響を受けやすくなりますが、ヘッジングなどの対策が可能です。