名目為替レートが通貨の表面的な交換比率を示すのに対し、実質為替レートは物価変動を考慮した購買力を反映した指標です。インフレやデフレの影響を加味することで、通貨の真の価値を測ることができます。
実質実効為替レートは、貿易量などを考慮した加重平均値で計算されます。日本円の場合、主要貿易相手国との為替レートと物価指数を組み合わせ、円の総合的な実力を示す指標として用いられています。
実質為替レートが低い状態は、その通貨が割安であることを意味します。輸出競争力が向上する一方、輸入品価格が上昇しやすいため、インフレ圧力がかかる可能性があります。現在の円安局面ではこの影響が注目されています。