CAPM(Capital Asset Pricing Model)は、資本資産評価モデルと呼ばれ、投資家が要求する期待収益率を計算するための理論です。リスクとリターンの関係を数学的に表したモデルで、特にベータ値を使ってシステマティックリスクを考慮します。
ベータ値は個別証券の市場全体に対する感応度を示す指標です。β=1なら市場と同程度の変動、β>1なら市場より変動が大きく、β<1なら市場より変動が小さいことを意味します。CAPMではこのベータ値を使ってリスクプレミアムを計算します。
CAPMの基本式は「期待収益率 = リスクフリーレート + β × (市場ポートフォリオの期待収益率 - リスクフリーレート)」です。この式を使って、個別株式やポートフォリオの理論的に適正な期待収益率を算出できます。企業価値評価や投資判断の基礎として広く用いられています。