退職金の所得税は「退職所得控除」を差し引いた金額に対して課税されます。勤続年数によって控除額が異なり、20年以下の場合は40万円×勤続年数、20年超の場合は800万円+70万円×(勤続年数-20年)が控除されます。実際には多くの場合、退職金の大部分が非課税になります。
退職後の所得税手続きは、退職日から1ヶ月以内に行うのが理想的です。特に年末調整を受けられない場合は、確定申告が必要になります。確定申告期間は通常翌年2月中旬から3月中旬までですが、退職した年の分は退職後すぐに手続きできる場合もあります。
退職金を複数年に分割して受け取ることで、所得税を節税できる可能性があります。これは「退職所得の分割課税」と呼ばれ、退職金を2年以上に分けて受け取る場合、各年ごとに退職所得控除を適用できるためです。ただし、分割方法には条件があるため、事前に税理士に相談することをおすすめします。