質的緩和とは、中央銀行が金融市場に流通する資金の「質」を変化させる政策です。主に長期国債やETFなどのリスク資産を購入することで、市場の資金供給を増やし経済を刺激することを目的としています。
量的緩和が資金の「量」を増やすことに焦点を当てるのに対し、質的緩和は資金の「質」や「構成」を変化させます。具体的には、通常よりもリスクの高い資産を購入したり、長期金利に影響を与えるような操作を行います。
日銀が質的緩和を実施する主な目的は、デフレ脱却と持続的な経済成長の実現です。長期金利を抑制し、企業の資金調達コストを下げることで、設備投資や賃金上昇を促し、物価上昇率2%の達成を目指しています。