埋没費用効果(サンクコスト効果)とは、既に投入した時間やお金などの資源を惜しむあまり、合理的な判断ができなくなる心理現象です。たとえ将来の見込みがなくても、過去の投資を理由に継続してしまう傾向を指します。
ビジネスでは、失敗が明らかなプロジェクトへの継続投資や、採算の取れない事業の存続など、非合理的な意思決定を引き起こします。この効果が原因で倒産に至るケースもあり、経営判断における重大な落とし穴となります。
客観的なデータに基づく意思決定プロセスの確立、第三者意見の導入、定期的なプロジェクト評価を行うことが有効です。また「過去の投資は戻らない」という認識を持ち、将来の利益のみを判断基準とする思考法が重要です。