トリクルダウン理論は、富裕層や企業が富を得ると、その富が自然に下層階級にも流れ込み、経済全体が成長するという経済理論です。バーナード・デ・マンデヴィルの『蜂の寓話』が思想的起源とされています。
実際には富が上層に集中するばかりで下層に十分に分配されず、格差拡大を招くことが実証されています。アメリカや日本での政策でも期待された効果が得られなかったことが批判の主な理由です。
アベノミクスは企業優遇政策を通じたトリクルダウン効果を期待していましたが、賃金上昇や消費拡大にはつながらず、結果的に格差拡大を招いたと評価されています。