ROIC(投下資本利益率)は企業が投下した資本に対してどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標で、ROE(自己資本利益率)は株主資本のみを対象としています。ROICは負債も含めた総資本の効率性を測るため、より包括的な経営指標と言えます。
ROIC経営が注目されている理由は、資本コストを意識した経営が求められる現代において、企業が真の価値を創造しているかを測る最も適切な指標だからです。特に味の素など多くの成長企業がROICを最重要指標として採用しています。
ROICを向上させるには、(1)収益性の高い事業に資源を集中配分する、(2)資産の回転率を高める、(3)資本コストを下げる、の3つのアプローチがあります。KPMGの著書『ROIC経営』ではこれらの実践方法が詳細に解説されています。