AT1債は銀行が発行する特定の種類の劣後債で、金融機関の自己資本として扱われます。一方、劣後債は一般的な会社が発行する債券で、破綻時に支払い順位が普通社債より後回しになります。AT1債は特に銀行の資本規制に対応した特殊な商品です。
AT1債には元本削減リスク(発行銀行の経営悪化時に無価値化する可能性)、永久償還リスク(期限がなく償還されない可能性)、利息不払いリスク(発行体の判断で利息支払いを停止できる)などの特徴的なリスクがあります。クレディ・スイスの事例が有名です。
劣後債は高い利回りが特徴ですが、その分リスクも高いため、リスク許容度が高く、債券市場にある程度精通した機関投資家や富裕層向けの商品と言えます。特にAT1債は複雑な仕組みを理解できる上級者向けで、一般個人投資家にはハイリスクな商品です。