60歳から繰り上げ受給する最大のメリットは、早期に年金を受け取れるため、老後資金を早く確保できる点です。特に定年退職後すぐに収入が必要な方や、健康状態に不安がある方にとって有効な選択肢となります。
60歳から繰り上げ受給する場合、1ヶ月早めるごとに0.5%減額されます。つまり60歳から受け取ると最大30%の減額となります(65歳までの5年間×12ヶ月×0.5%)。この減額は一生続くため、長生きするほど不利になる可能性があります。
長生きする可能性が高い人、他の収入源が十分にある人、配偶者の年金額が多い人、将来のインフレに備えたい人などは繰り上げ受給が不向きです。また、健康状態が良く平均寿命を超える見込みがある場合も、減額された年金を長期間受け取ることになるため注意が必要です。